2020年1月14日 Windows7サポート終了
2020年1月14日オリンピック開催に先駆けて、Windows7のサポートが終了しますが、
今なおWindows7のシェアは約36%と高い割合を占めております。
Windowsは製品が出荷されてからも、改良や改善が進められています。リリース後に発見された不具合や、“脆弱性”と呼ばれるセキュリティ上の問題が修正されたり、リリース後に開発された新機能が追加されることがあります。
しかし、永遠にこうした改善を続けることは、開発元の大きな負担になるため、現実的ではありません。そうしたサポートを続ける期間が、Windows7の場合、2020年1月14日で終了することになります。
サポート終了後のリスク
『いや、もう新機能なんていらないし、今も問題なく使えているから、サポートが切れても困らない。』そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
もちろんWindows7のサポートが終了してもPCそのものが使えなくなるわけではありません。
しかし、ここでポイントとなるのが、サポートが切れると『セキュリティ更新プログラム』が提供されなくなるという点です!
新たなセキュリティの脅威に対応できない
サポートが終了したあとでもWindows7を使い続けることのリスクは非常に高いです。
2020年1月15日以降、セキュリティ更新プログラムをはじめとしたすべてのサポートをうけられなくなるため、新たなセキュリティに対する脅威に対応できなくなります。
Windowsに限らずあらゆるソフトウエアには、セキュリティ上の脆弱性が潜んでいます。サポートが終了していると、新たな脆弱性が発見された場合でも、修正されることなく放置されてしまいます。
結果としてそのPCは、常にマルウェア感染や不正アクセスの脅威にさらされることとなり、悪意の持ったハッカーに乗っ取られ犯罪の踏み台にされたり、重要な情報が盗みだされるといった危険性が高まるのです。
万が一にもサポート終了したPCから顧客情報や個人情報などが漏えいして相手に損害を与えてしまった場合、自らの責任を免れることはできない可能性があります。
そうなってしまうと重大な過失を問われ、会社の信用も一気に失墜してしまうことになるでしょう。
このようにセキュリティの観点からみても今後Windows7のPCを使い続けるにはリスクが非常に高いと言えるでしょう。
Windows10のパソコンも在庫が少なくなり、値上がりも見受けられます。
働き方改革によって多様なワークスタイルが求められる中、モバイルPCでテレワークの活用等様々な運用方法が考えられます。
是非、早めに計画を立てて、これを機に社内システムとセキュリティ体制を総合的に見直してみてはいかがでしょうか。